信楽 陶芸家 谷穹 taniQ 作家紹介
- Rin Gallery
- 2023年10月25日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年10月26日

先月ギャラリー琳に来てくださった谷穹さん。作品の焼成方法、美意識についてなど、色々なお話を伺いました
ギャラリー琳では陶芸家 谷穹さんの作品を常設展示販売をしています。
陶芸家 谷穹さんを紹介をご紹介させていただきます。
谷 穹(たに きゅう)
1977年 滋賀県生まれ 2000年 成安造形大学立体造形クラス卒業 2007年 双胴式穴窯 築窯 2012年 単室式穴窯 築窯
谷穹さんは滋賀県の信楽を拠点に作陶活動する陶芸家。祖父は谷清右衛門。
中世(14〜15世紀頃)の信楽焼の技法を用いて、穴窯により焼成し作品を制作されています。

信楽 蹲 by 谷穹 Gallery Rin ONLINE SHOP
古信楽の焼成方法は文献や資料として残っているものは少なく、古信楽の独特の風合いは、自然釉や焼き締めの不測の変化によって自然偶発的に発生し、また経年による変化の結果だと言われていました。

信楽 壺 by 谷穹 Gallery Rin ONLINE SHOP

信楽 壺 by 谷穹 Gallery Rin ONLINE SHOP
しかし、谷さんは10数年もの歳月をかけて何度も窯を作り直し、幾度とない試行錯誤を重ね続けた探究の結果、ついにそれらは自然偶発的な結果や経年による変化ではなく、意図的な焼成方法によるものであることを発見し、その焼成方法を構築されました。現在、この焼成方法を再現できるのは信楽でも谷さんだけです。

信楽 茶碗 by 谷穹 Gallery Rin ONLINE SHOP
信楽焼の歴史と遺産に深い敬意を払い、谷さんは芸術形式の限界を押し広げ、新しく革新的な作品を作り続けています。

白瓷掛花入 ひさご by 谷穹 Gallery Rin ONLINE SHOP
信楽焼の地元の粘土と長年の探究により、古信楽から醸し出される言語のようなものを紐解いていった結果、作り出された陶器は普遍的な美である幽玄美な作品となっています。
また、谷さんの作品は日本や世界のコレクターや愛好家から高く評価されています。特別な一点ものを探している方は、是非ギャラリー琳で谷さんの作品をお手にとってご覧ください。
ギャラリー琳では谷穹さんの作品を多数取り扱っています。
信楽焼の代表的な花器 蹲(うずくまる)をはじめ、和洋いずれのインテリアにも合わせていただける作品が多数ございます。
谷穹 TANI Q Website
谷穹 TANI Q Instagram @taniq_pot
ギャラリー琳 店舗営業日はWebsiteトップのカレンダーでご確認ください。
ギャラリー琳 Instagram @galleryrin_kyoto
ギャラリー琳 オンラインショップ https://galleryrinkyoto.stores.jp/
Photo by Ryohei Miki, Gallery Rin Producer @mikiryohei88
Written by Gallery Rin
Comments